ダーチャハウス

この8月 ある人物に会いに山梨県に行った。
それは、 曽根原久志氏 NPO法人 えがおつなげて 代表。
彼の山梨での取り組みは、大きな広がりを持って全国に波及しようとしている。
我々もその広がりの一端に加わりたいと考えている。

私は、勝手に曽根原氏に師事しているが、その経緯や私の思いは後日に譲る。

今日は、その曽根原氏から聞いた話
「ロシア人の多くは、郊外にダーチャハウスという週末や長期休暇に、農業をしながら過ごす家を持って、なんとその家に付随する農園で生産されるジャガイモは、ロシアの全生産量の60%になるそうです」という話について。

「週末農業の農園で生産されるジャガイモが、国の6割を賄う」
衝撃を受けた。
試算した。 ロシアの人口は、約1億4,500万人、一人当たりの消費量は、120.9kgだと言う。
全生産量は、約17,500,000t ダーチャでの生産量はその6割で約10,500,0000t。
10a当たり収量を、2tとすれば、ダーチャのジャガイモ作付面積は、延べ525,000haとなる。
同じ農地で、2作するとして、262,500ha。
人口で割ると、赤ん坊から老人まで全ての国民が、1人当たり、18平米の畑でじゃがいもを生産していることになる。
18平米は、一辺4.2mの真四角。 狭いようだけど、農業をやってみると結構広い。しかも、じゃがいもに限定しての試算。

あまりにもアバウトで、数字の意味は薄いかもしれないけれど、それでも驚異的な農園の広さだと思う。
翻って日本 昨今の農業ブームの盛り上がり
「日本で消費される米の半分は、週末農業で生産されたもの」
というような日が来る?かもしれない。

「農地と農業技術に精通した人材が豊富な我が故郷は、とんでもないリゾートに生まれ変わるポテンシャルがある。」
と本気で思い始めている。

事務局 山本

ロシアの木製ダーチャ1