平成28年3月19日にフォレスタふじに於いてさが緑の基金が主催して行われた、「竹林再生と竹の有効活用の研修会」に参加しました。
講演会
捨てられるモノから感動を
株式会社 炭化 代表取締役 入江 康雄氏
ガイヤの夜明けで取り上げられた放置竹林から作られた竹炭と嬉野茶の3番茶を主成分とする高機能な吸着剤「タンカフレシュUV」、エチレンガスやアセトアルデヒドを吸着分解し、細菌の発生や増殖も抑制するとのこと。新鮮なまま、長期間保存が可能となるので、野菜などの海外への発送も空輸でなく船によることが可能になる。
陸送でも野菜など1日でも鮮度が極端に落ちるものがあるので、自然由来成分によるタンカフレッシュは有効であると感じました。
放置された竹山の整備について
枯れた竹の処分をするのに、竹山から運びだして焼却していたが、紹介されたものは、竹林の中で焼却されていた。ただ私達の竹山の中は、竹が多すぎて焼却する場所がない…
間伐でどの竹を切っていくか
節が黒くなった竹は年数が経っているので、そういうものを間伐する。
竹細工に使うのは、3・4年生の竹がいいらしい。
竹を枯らす切り方
竹を根本で切るより、1mほどの高さで切ったら1・2年で根も枯れる。
ポーラス竹炭
竹の消し炭です。竹を燃やして燃え尽きた頃に水をかけるか、土をかぶせて密閉するかして作ります。農業用に使用するには、作り方も簡単ですしこの方法で作ったが良さそうです。
いま枯れた竹が沢山ある竹林を整備してますのでこの方法で作りたいと思います。
竹の循環システムの構築
NPO法人かいろう基山 松原 幸孝氏
オガクズ堆肥は、完熟するまでに1~2年かかるが、竹チップ・竹パウダーは最短60日で完熟する。
企業とのタイアップ 久光製薬、セブン-イレブンなど
シニアボランティア 平均71歳
竹林の活動は、年100~150日毎回10人程度のボランティアの参加がある。
竹チップ製造機(補助金で購入170万円程度)、これでも能力はイマイチらしい
とりあえず、家にモーターがあるので、これと草刈機のチップソーで簡易なものを作ってみたいと思う。
写真のイチゴは、講演会で試食したもの、基山のイチゴ農家が竹パウダーを使用して作っているものらしい。甘みが増しておいしいとのことだったが…今年初めてイチゴ食べたので違いはわからない。
無煙炭化器は約20万円(最大のもので蓋付きの金額)